岩佐美咲 さん、AKB48を卒業し演歌歌手1本での活動を始めて9年目。いっぷう変わったタイトルのシングルがいくつかあるがその狙いや意図は知る由もない。このブログではこれまでに「隠恋(かくれ)坂」「停車場」「酒バル ”ぼたん" 」の3篇を書き下ろしています。さて4月、今月のテーマは『花鳥風月+雪』4月にこだわらずさまざまなモチーフと視点で【Virtual書き下ろ詞】進めていきます。

岩佐2 岩佐1      

「鳥に還り花と咲き」
2d
あなたは鳥になったのですか
それとも花になったのですか
北のはるかな 大地から
夢をくわえてきたものは
こころをひらいてきたものは
あなたという名の 愛ひとつ

2e
つばさはぬれておもたいですか
夜更けの露はつめたいですか
雪と氷を 踏み超えて
今日に感謝ができたのも
明日(あした)を信じてこれたのも
あなたという名の 愛ひとつ

2b
どこかで今も見ていてほしい
わたしの胸に咲いててほしい
北にまたたく あの星が
生きる勇気をくれるのも
誰にもやさしくなれるのも
あなたという名の 愛ひとつ

(うた)のなりたち:
三浦綾子 氷点作家・三浦綾子さんの代表作
「氷点」は小説は勿論、映画を観たときも衝撃と感動はともに強烈なものを感じた。 1999年に逝去されたときは沈鬱な気分に襲われ一編の現代詩を書いた。あれから22年、その時の詩を歌謡詞に仕立て直した。  (画像をお借りしました)