今朝の韓国ドラマでしゃれたセリフを聴いた。 
「作家(モノ書き)という職業は幸福なこと。どんな気持ちも〈言葉〉で伝えられる・・・ 歌い手もまた然り! 
さて4月、今月のテーマは『花鳥風月+雪』  4月にこだわらずさまざまなモチーフと視点で【Virtual書き下ろ詞】進めていきます。一番手はSNSでの友達になって以来これまでに17篇を書き下ろしているがここ1,2年すっかり疎遠になってしまった
青山ひかるサン、元気でいるだろうか? 早く各地を飛び回って唄いまくって
ほしいファンがいっぱいいるだろうに。
青山

           朧蝉(おぼろせみ)             
18c

おぼろ月夜の 春啼く蝉は
恋し恋しと 啼くという
 宵にまぎれて わたしもおなじ
 三日続いて ひとりにさせて
 詫びる良人(ひと)待つ 朧蝉
18b

蝉は三日の 命というが
もえて焦がれて 生きてたや
 単衣(ひとえ)脱ぎ捨て 湯浴みも終えて
 お酒 もひとつ 冷やしましょうと
 はやる気持ちを のぞく月
18a
蝉
さだめごときに 振りまわされぬ
いいえ本音は 怖いのよ
 細くゆれてる まくら灯さえも
 こらえきれずに くずした膝を
 見ても見ぬふり 朧蝉

(うた)のなりたち:季節にさきがけ最も早く鳴き出す蝉。四月から六月にかけて
鳴く声は松風のよう。春の柔らかい情感をまとうおぼろ夜の男女の秘めた恋と
逢い引きをベースに蝉がモチーフの書き下ろ詞です。  (画像をお借りしました)