木下結子🎤「薄暮の月 —Twilight Moon—」❤哀しみに慣れてしまえば駄目になる… 🎼【new！Virtual書き下ろ詞】

4月は始まったけれど一部の都府県には油断ならざるを得ない状況。〈第４波〉は既に来ていると専門家の意見。桜もさっさと散ってしまいました。さて、今月のテーマは『花鳥風月+雪』　4月にこだわらずさまざまなモチーフと視点で【Virtual書き下ろ詞】進めています。
　それが朝でも夕べでも一日一度は空を見よう、といわれる。
　言われなくても月も雲も星も、見るのは好きだ。
　いろんな意味で気分が変わる･･･
　日の入り間近、薄暮･･･　　なんと詞的な語句だろう。
と思い木下結子さんを思い浮かべてのVirtual書き下ろ詞 9篇めです。

薄暮の月　　—Twilight　Moon—

　街が暮れてゆく　遠くに月が出る
　この街も やがて嫌いになるでしょう

わたしだけ残し　あなたはもういない
幸せは望まないけど　ぬくもりは欲しかった

　叶わなかったその訳は
　上から二番目　引き出しの奥
　見知らぬ鍵　見つけたから･･･


　街を離れよう　ぼんやり月に言う
　哀しみに 慣れてしまえば 駄目になる

あなたから遠く　わたしは背を向ける
三日月に変わる頃には　なにもかも過去になる

　ひとりぼっちが好きだった
　化粧のきらいな　素のままの頃
　薄暮の部屋　抱かれたけど･･･

どこへでも行くわ　わたしをつれてって
裏切りにふりまわせれて　生きるのはつらいから

むだぐち：つい最近、関西系の知り合いに近況報告をする中で
（あなたは欲のない人だけどガンバリ屋だからウタ書きの日々の
有りようを見ている人は見てる）と激励をもらった。案の定、吉報が届いた
詳細は後日、別記事でUPします。　（画像をお借りしました）

奥山えいじ🎤「夕月の駅」🎸こんなにやさしい 情ある人よ… 🎼【new！Virtual書き下ろ詞】

 

奥山えいじサンが司会を務めたBSの番組は終わったけれど彼の知名度は大いに上がったことだろう。ならばここからが全国区へのスタート。状況は厳しかろうが大いに唄いまくっていただきたい。【Virtual書き下ろ詞】3篇目に登場です。
さて4月、今月のテーマは『花鳥風月+雪』4月にこだわらずさまざまなモチーフと視点で【Virtual書き下ろ詞】進めています。

                            夕月の駅　　　　　　　　　　　

日暮れ急かせて　啼く鳥さえも
心細さに　身をふるわせる
あなただんまり　背を向けて
待っているのは　最終列車
拭くたびあふれる　未練の涙
風まだ寒い　夕月の駅


逢うも別れも　この駅だけど
夢は咲かない　明かりも暗い
もっと早くに　町を出て
心かさねて　暮らしたかった
諍(いさか)いかさねた　わけではないが
さだめでしょうか　夕月の駅


月に願いを　託せるならば
操とおして　あなたを待つわ
忘れないでと　眸で言えば
指をのばして　握ってくれた
こんなにやさしい　情ある人よ
汽笛(ふえ)の音ひびく　夕月の駅

詞(うた)のなりたち：なんぼかプロの歌手といえども得手不得手はあろう、つまり

男歌女歌なんでもござれの器用貧乏はスキくない。聴き手の耳とて肥えている。

まずはオリジナルでこれぞ、とズボッとはまる点に立てばあとは大きく線が延びる、

昨今の歌い手に感じる素人考察。　　（画像をお借りしました）

岩佐美咲🎤「鳥に還り花と咲き」❤誰にもやさしくなれるのも… 🎼【new！Virtual書き下ろ詞】

岩佐美咲 さん、AKB48を卒業し演歌歌手1本での活動を始めて9年目。いっぷう変わったタイトルのシングルがいくつかあるがその狙いや意図は知る由もない。このブログではこれまでに「隠恋(かくれ)坂」「停車場」「酒バル ”ぼたん" 」の3篇を書き下ろしています。さて4月、今月のテーマは『花鳥風月+雪』4月にこだわらずさまざまなモチーフと視点で【Virtual書き下ろ詞】進めていきます。

　　　　　　

「鳥に還り花と咲き」

あなたは鳥になったのですか
それとも花になったのですか
北のはるかな　大地から
夢をくわえてきたものは
こころをひらいてきたものは
あなたという名の　愛ひとつ


つばさはぬれておもたいですか
夜更けの露はつめたいですか
雪と氷を　踏み超えて
今日に感謝ができたのも
明日(あした)を信じてこれたのも
あなたという名の　愛ひとつ


どこかで今も見ていてほしい
わたしの胸に咲いててほしい
北にまたたく　あの星が
生きる勇気をくれるのも
誰にもやさしくなれるのも
あなたという名の　愛ひとつ

詞(うた)のなりたち：
作家・三浦綾子さんの代表作

「氷点」は小説は勿論、映画を観たときも衝撃と感動はともに強烈なものを感じた。　1999年に逝去されたときは沈鬱な気分に襲われ一編の現代詩を書いた。あれから22年、その時の詩を歌謡詞に仕立て直した。　　（画像をお借りしました）

青山ひかる🎤「朧蝉」♫細くゆれてる まくら灯さえも… 🎼【Virtual書き下ろ詞】

今朝の韓国ドラマでしゃれたセリフを聴いた。　
「作家(モノ書き)という職業は幸福なこと。どんな気持ちも〈言葉〉で伝えられる･･･　歌い手もまた然り！　
さて4月、今月のテーマは『花鳥風月+雪』　　4月にこだわらずさまざまなモチーフと視点で【Virtual書き下ろ詞】進めていきます。一番手はSNSでの友達になって以来これまでに17篇を書き下ろしているがここ1,2年すっかり疎遠になってしまった

青山ひかるサン、元気でいるだろうか？　早く各地を飛び回って唄いまくって
ほしいファンがいっぱいいるだろうに。

　　　　　　　　　　　朧蝉(おぼろせみ)　　　　　　　　　　　　　


おぼろ月夜の　春啼く蝉は
恋し恋しと　啼くという
　宵にまぎれて　わたしもおなじ
　三日続いて　ひとりにさせて
　詫びる良人(ひと)待つ　朧蝉


蝉は三日の　命というが
もえて焦がれて　生きてたや
　単衣(ひとえ)脱ぎ捨て　湯浴みも終えて
　お酒 もひとつ　冷やしましょうと
　はやる気持ちを　のぞく月


さだめごときに　振りまわされぬ
いいえ本音は　怖いのよ
　細くゆれてる　まくら灯さえも
　こらえきれずに　くずした膝を
　見ても見ぬふり　朧蝉

詞(うた)のなりたち：季節にさきがけ最も早く鳴き出す蝉。四月から六月にかけて

鳴く声は松風のよう。春の柔らかい情感をまとうおぼろ夜の男女の秘めた恋と

逢い引きをベースに蝉がモチーフの書き下ろ詞です。　　（画像をお借りしました）

《2021年4月 ご挨拶》 ✍書きまっせ！書かいでか！🎼 1に〈Virtual〉2に〈書き下ろ詞〉3にも5にも歌詞(うた)書きworld！

　４月･･･卯の花が咲く月「卯の花月（うのはなづき）」を略し十二支の4番目が

卯(うさぎ)なので「卯月」いわれるようになったという説もある４月です。

　さて、我がSNSはいよいよマンネリ波に乗っかったようで1月から3月

まで90日間で【Virtual書き下ろ詞】は72篇を書き下ろ詞。率にして80％で良くも悪くも〈書きも書いたり！〉　 曲も附かず作品化にもならないただの歌詞、と揶揄や非難する輩(やから)がN県やH道にいるが悔しかったら書いてみろ、11年間続けてみろ、とほざきたい！我ながら噴飯やるかたない有りようですが書くことしか能のない自分にはそれをやめたら一足飛びにボケと痴呆と徘徊が襲ってくるでしょう。それとて他者には

〈知ったことか〉で、ならば〈一日一生(いっぴいっしょう)〉の気持ちで日々貫徹せねば

ならないと発奮あるのみの４月でゴザイマス！　
　というわけで今月のテーマは『花鳥風月+雪』。　
4月にこだわらずさまざまなモチーフと視点で【Virtual書き下ろ詞】進めていきます。心ある人たちからの変わらぬ応援(アクセス)をよろしくお願いします。
　歌うたいが本職の人も、歌好きな人も忙しい人も、そうでない人も、作詞（書き下ろ詞）を応援してくださる人も、そうでない人も、早朝・昼夜を問わず、記事に興味を

持ってアクセスしてください。　
　春爛漫の折とはいえ緩みのコロナ禍の時期、どうぞ皆さま方だけは〈自己防衛〉に徹し、お健やかにお過ごしください。　
（画像をお借りしました）